創業からの歴史は120年以上。「技術のKATSURA」として産業用ローラーの開発・製造に携わり続け、
業界トップクラスの業績を誇る当社の特徴をキーワードと共に解説します。
ゴムローラー
ゴムローラーは「金属或いは他の材料を用いたローラー芯にゴム或いはその他の弾性物質を被覆したもの」と定義しています。中でも工業用ゴムローラーはものづくり現場で使われる工業部品で、ゴムの持つ特徴を活かして、幅広い顧客ニーズに対応することができる製品です。
創業秘話
創業からは120年以上。事業のスタートは明治時代までさかのぼります。創業当時は剣道で使用する防具の修繕(皮革の縫製作業)を生業としていました。そんな中、海外から印刷機械が日本にいくつか入ってきます。印刷機に使用されているローラーは、当時はそのほとんどが革製。ローラーの補修が必要になった時に皮革の縫製についての技術を持つ会社は日本ではまだまだ少なく、「加貫さんのところでできない?」といった相談を受けたことが全ての始まりになりました。そこで培ったノウハウを生かし、ローラー製造事業へ転身。現在では印刷用・工業用各種ローラーの製造を通じて、次世代産業にとっても欠かせない存在として事業を展開しています。
直販営業体制
加貫ローラ製作所はメーカーでありながら、販売から納品についてまでも自社で行っています。これは当社で扱う製品がオーダーメイド型製品であることが何よりの理由。提案する製品は同じローラーに見えても、お客様が抱える現場課題を解決するためのローラーであるため、一品一様で役割が異なります。自社の製品の強みは自社の社員が一番理解しています。直販営業体制で加貫ローラ製作所の持つオリジナルノウハウを武器に提案営業を行っています。
全国ネットワーク
東北の宮城県から九州の福岡県まで全国に営業拠点を構えています。まずはお客様先に直接訪問をして課題を抽出し、納品についても担当営業が直接行う当社の直販営業体制に繋がっています。製造拠点についても、関東、関西、九州に拠点を設けており、マザー工場の役割を中心の滋賀工場に持たせることで、営業拠点との連携が取りやすい体制を実現しており、全国ネットワークでのスムーズな納品体制を実現しています。
オーダーメイド
「独自開発のゴム材質」と「オーダーメイド生産」が当社の製品力の根源。ゴムローラーの製造には、職人技も欠かせませんが材質となるゴムの研究開発も非常に重要です。ゴムという化学領域で、新素材の開発を行ったり、各種物性の改良(摩耗、摩擦、耐熱、耐候など)を日々行っています。研究開発と製造の技術力。この両方を併せ持ち、全てをワンストップで取り行うメーカーだからこそ実現できている多種多様な製品群が当社の強みです。
西日本No.1の
ゴムローラー企業
これだけの多種多様な工業用ローラーを生産できるメーカーは国内でも数社しかありません。ニッチな業界ではありますが、当社はその中でも業界トップ3の1社です。西日本ではNo.1の実績を誇る企業です。一部、国外への事業展開も実現しており、「技術のKATSURA」として高く評価されています。