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ゴムローラー基礎知識(1,2)

1.ゴムローラーとは

ゴムローラーを簡単に定義づけますと「金属或いは他の材料を用いたローラー芯にゴム或いはその他の弾性物質を被覆したもの」であると言えます。
ゴムローラーはゴム特有の次のような性質を利用して、あらゆる用途に使用されます。

ゴムローラーの性質

1.摩擦係数が高い。
2.変形しても急速に原形にもどる。
3.化学薬品に対し抵抗性があり、ローラー芯、シャフトを防護する。
4.ひっかきや衝撃による傷を防ぐ。
5.機械精度の僅かな変化を補正する。
6.特殊な利用が可能である。

a.誘電体或いは絶縁体にする。
b.電気的性質を変えることで、導体或いは半導体にする。
c.非粘着性(シリコーンゴム)を利用する。
d.特殊表面仕上(版ローラー・みぞ切りローラー・ヘリカル加工など)をする。
e.その他

上記のゴム特有の性質を活かしてゴムローラーを製作するには多数の複雑な技術と経験が必要となります。 それらを列挙致しますと、

1.被覆されるゴム材質の性能
( 同じ原料ゴムであっても配合内容の違いにより性能は大幅に変化しますので、メーカーの腕の見せ所となります)
2.仕上り精度
(直径・長さ・円筒度・真円度・振れ・クラウン・表面粗さなど)
3.品質の安定性
(強さ・硬さを均一にする・異物・ピンホールの発生を防止するなど)
4.ローラー芯材料と構造
(用途に適した材質・形状を選定しないとトラブルの原因になります)
5.ローラー芯とゴムとの接着
(接着力が充分でないとローラー芯からゴムが剥離したり、割れたりすることがあります)

などがあり、使用目的により、以上の諸条件について適切な選定が行われていることが最良のゴムローラーであるといえます。

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2.ゴムローラーの製造工程

ゴムローラーの製造方法は次の4通りに分類されます。

  • 1.積層法(キャレンダーから出したゴムシートを巻き上げて成形する)
  • 2.押し出し法(押し出し機を用いた各種成形方法)
  • 3.型成形法(金型にゴムを充填し、プレス機で加熱・加圧する)
  • 4.注型法(金型に液状樹脂を充填し、オーブンで加熱する)

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